- 横光白歩と横光利一 ―ある投書家の行路 掛野剛史
- 『悲しみの代価』から『愛巻』へ ―「稲妻」を視座とした書籍タイトルの問題― 佐山美佳
- 『上海』における様々なる〈場〉の意味 ―「他者」を「表現」するということ― 金楨薫
- 横光利一『上海』における「在華紡」 ―擬制としての受難/熱情の発動― 舘下徹志
- 『家族会議』を発声映画(トーキー)から考える 島村健司
- 『シルクハット』論 宮口典之
- 〈文学的象徴〉としての数学 ―横光利一『旅愁』における綜合的秩序への志向― 河田和子
- 係争する身体 ―『旅愁』の表象とイデー― 中村三春
- 横光利一と三木清 ―一九三〇年代から四〇年代にかけて― 伴悦
A5判、118頁